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巷にある情報には、間違った情報も多いんだよ。

【19//2013】

わたしの信念によると、もし、臆病と暴力のうちどちらかを選ばなければならないとすれば、わたしはむしろ暴力をすすめるだろう。インドがいくじなしで、はずかしめに甘んじて、その名誉ある伝統を捨てるよりも、わたしはインドが武器をとってでも自分の名誉を守ることを望んでいる。しかし、わたしは非暴力は暴力よりもすぐれており、許しは罰よりも、さらに雄雄しい勇気と力がいることを知っている。しかし、許しはすべてにまさるとはいえ、罰をさしひかえ、許しを与えることは、罰する力がある人だけに許されたことではないだろうか。



唐突にですけど、これが誰の言葉かわかりますか?


これはガンジー(インド独立の父)の言葉です。
一般的には「非暴力」「暴力に対して、絶対反対」のイメージの強いガンジーですが、そうではないということです。
勿論、ガンジーは暴力を好みません。
暗殺された際、暗殺者に「罪を許す」という意思表示さえしています。
そんなガンジーでも、暴力を全否定はしていません。


何が言いたいかというと、巷に溢れる情報には誤解をまねくものや正確ではない情報も多いということです。

インターネットの普及は容易に欲しい情報を得やすくなりました。
しかし、膨大な情報の中には、ソースが怪しいものや間違ったソースを元に発信されているものも多いのです。


むかし、こんなことがありました。

ある人が不動産会社で、アパートの賃貸契約をしました。
ところが、後日、契約した物件よりも都合の良い物件を見つけました。
不動産会社で契約したのが3日前、そこで契約の解除を申し出ましたが、不動産会社と揉めることになりました。

「どんな契約でも1週間以内ならば、無条件で解除出来るはずではないか?」
契約をした人は不動産会社に喰ってかかりました。

これクーリングオフを根拠に主張していたようです。
多くの人はクーリングオフについて、
「どんな契約でも、1週間以内ならば解除出来る」
と思っています。
そういう情報が真実であるかのように世間では広まっているから仕方ないのかもしれません。

でも、この場合、無条件では契約を解除出来ません。
不動産会社で契約した場合はクーリングオフの適応外になります。
これがアパートの現地案内にいった際の契約だとクーリングオフの対象になりますが…

クーリングオフの条件や期間は契約の種類によって、違います。
無条件というわけではありません。

間違った「常識とされる情報」がトラブルを起こしたわけです。


ま…トラブル起こした「ある人」は…昔のわたしですがね(* ̄∇ ̄*)


ちなみに「クーリングオフ」と書いていますが、「クーリング・オフ」が正しい表記です。

※訪問販売の場合は、法定の契約書面を受け取ってから8日間がクーリング・オフ期間です。
多分、これが誤解のもととなっていると思います。
よく悪質な業者が8日間、連絡をとれなくし、「クーリング・オフ出来ない」ということがありますが、対抗手段は普通にあります。
そういう時は諦めずに、消費者センターなどに出来るだけ早く相談しましょう。
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